「レティシア書店」さん(京都市中京区)にたまゆら121号を置いていただきました


京都市中京区高倉通り二条下ルの「レティシア書店」さんにたまゆら121号を置いていただきました。店主の小西さんは目利きの鋭さが光る。チョイスのよさが店の雰囲気を引き締めています。
たまゆらの冊子にもかわいく帯をつけました。手にとってもらいやすいかな。


立ち寄ったついでに岡潔氏に関する本を買い求めました。岡潔氏(1901〜1978)は日本の数学者哲学者。多変数解析関数論(なんのこっちゃ)において高い業績を残した。近年改めてその足跡が見直されてる。最近では気鋭の独立研究者・森田真生さんが岡の足跡をたどっている。森田さんは岡氏の思想や言葉をベースに新たな数学論、言い換えれば数学の探求から導かれる哲学を追求している。
『萌え騰るもの』はなんと岡潔さんと司馬遼太郎さんの対談。これは滅多にというかこの小冊子を読むことでしか体験できない知的冒険だ。時間を逆戻りさせ二人が生きた時代に私も身を置けた感激。本を読むとはこういう二大巨頭の対談を活字で読むこと、また時間的逆回転体験ができることが醍醐味だ。

